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YokohamaUnitの紹介 (3) リテラル [YokohamaUnit]

YokohamaUnit のGroovy式の中では当然Groovyのリテラルが使える。 リストのリテラルなどはJavaにはないリテラルだ。

Assert that `Arrays.asList("a", "b", "c")` is `["a", "b", "c"]`.

文字列などの基本的なリテラルもGroovyのものを利用できる。

Assert that `sut.toString()` is `"hello"`.

しかしこのようにバッククォートとダブルクォートを重ねて書くのはうるさいと感じるかもしれない。 そこでYokohamaUnitは基本型については独自にリテラルを用意している。

Assert that `sut.toString()` is "hello".

YokohamaUnitの基本型リテラルはほとんど厳密にJavaの基本型リテラルを踏襲している。 GroovyはおおむねJavaを踏襲しているが、違いに注意しなければならない点もある。 例えばシングルクォートはGroovyでは文字ではなく文字列として解釈される。

Assert that `'c'` is "c".
Assert that `'c' as char` is 'c'.

他にも浮動小数点リテラルの16進数表記などで違いがあるが、 普通に使う範囲で注意するのは文字リテラルくらいだろう。

Javaになく、YokohamaUnitにあるリテラルとして複数行文字列リテラルがある。 複数行文字列リテラルは見出しの後にバッククォート3つ(から5つ)で囲んで定義する。 使用する際はその見出しを使って参照する。

# Test: Test Multi-line literal
 
Assert `"cheer\n".multiply(3).denormalize()` is [Three cheers].
 
### Three cheers
 
```
cheer
cheer
cheer
```

バッククォートの後にスペース区切りで任意の識別子を書くことができるが、 この識別子を使って改行コードや文字列末尾に改行が付くかどうかを制御することができる。

lfという識別子を置くと改行コードがLFになる。

# Test: Code block with lf
 
Assert `s.length()` is 2 where s is [lf].
 
### lf
 
```text lf
a
```

この例でtextという識別子に特に意味はなく、無視される。

crlfという識別子を置くと改行コードがCRLFになる。

# Test: Code block with crlf
 
Assert `s.length()` is 3 where s is [crlf].
 
### crlf
 
```text crlf
a
```

chopという識別子を置くと末尾の改行コードが付かなくなる。

# Test: Code block with chop
 
Assert `s.length()` is 1 where s is [chop].
 
### chop
 
```text crlf chop
a
```

文字列リテラルや複数行文字列リテラルの後に "as クラス名" を書くことで 任意のオブジェクトに変換できる。 これは複雑なテストデータの準備に活用できる。

YokohamaUnit自身のテストコードから例を示す。

文字列Sourceが次のように定義されているとする。

### Source
```
# Test: test
Assert `x < 4` is true where x = any of 1, 2 or 3.
 
# Test: test 2
## Setup
Let y = any of 4, 5 or 6.
 
## Verify
Assert `y < 4` is true.
```

テストデータとしてはこれを文字列ではなくASTデータ型であるGroupオブジェクトに変換したい。 そこでSourceを参照する箇所では次のように書く。

[Source] as `yokohama.unit.ast.Group`

このようにするとYokohamaUnitはクラスパス中からyokohama.unit.annotations.As というアノテーションがついたクラスを検索し、 そのクラスの中から「文字列を引数として取り、Groupを戻すメソッド」を探す。

@As
public class DataConverters {
    public static Group asAst(String input) {
      ...
    }
}

そしてそのメソッドを使ってデータ変換を行うようなバイトコードを生成する。 変換を行うメソッドが定義されたクラスはテストコンパイル時とテスト実行時の両方でクラスパス中になければならない。


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